福島県 阿武隈高原 川内村のカフェ・ダノニーのブログ。東日本大震災で被災、原発事故により避難中。

<< ラジオ福島に生出演 | −ブログトップ− | 福島でチェルノブイリ・ハート市民試写会 >>
故郷は「人」に在り
ラジオ福島の皆様、大変お世話になりました。
実は、お墓参りに出かけていたので、その途上でお電話を受け、ラジオ主演させていただきました。電波の状態が大丈夫だったかな?
ちょっと焦りながらだったので、うまく話をすることができませんでした。ごめんなさい。

で・・・・・・・・・・・・・・・

電話の向こうは、福島につながっている。そんな実感がありました。いまこの瞬間も闘っている福島、戦場になっている福島といった、緊張感でいっぱいでした。
福島県、大丈夫なのか?
そんな危なさを、電話の向こうに感じてしまいました。

いろいろな立場の方がいらっしゃるし、いろいろな意見がある。
それを理解した上で、ラジオで本当に訴えたかったのは、みんなの「いのち」を大切にということでした。


地縁血縁でガチガチになっている人、義理やしがらみで動きがとれない人、そんな方達に伝えたいのは、
「世間って、いざというとき、あなたやあなたの家族を守ってくれますか」ということ。

私は、家庭内暴力をふるう父から家族を救いたくて、高校生のとき、母を連れて逃げたことがあります。アパートを借り、新しい生活をはじめるところで、父のところに戻ることになりました。成人していなかったから、親戚のおじさんたちに相談したところ、まぁ待ちなさい、なんとかなるよといった決定をされてしまったのです。

こうした展開はまるで「水戸黄門」の「まぁ、様子をみましょう」と同じで、問題が解決するわけでもなく、さらに悪化していったわけです。

成人して会社に勤務していたとき、暴力がおさまらない父から、もう一度逃げています。
そして現在に至るのですが、あれこれと介入してきた親戚も、結局はなにも助けてくれませんでした。うるさく意見を言ってきても、解決はしてくれない。「待っていろ」というだけで、保護してくれるわけでもなく、最後は自分たちの手で家庭裁判所に持ち込んでいます。
「口うるさいだけで、助けてくれない」それが世間というものです。

長男を妊娠中、わたしはひどい喘息の発作に悩まされました。やむをえず薬を服用したのですが、その後、小学生になった長男は耳の病気になり、大きな手術を三回受けています。あのときの薬がなにか影響しているのではないか、長男の耳の後ろに残る手術のあとを見るたびに、私は長男にすまない気持ちでいっぱいになります。
胎児は宇宙の進化を体現し、人間としての誕生は奇跡だと言われました。ほんのわずかな乱れが運命をわけてしまうことがあるからこそ、いのちを最優先にと願うものです。

福島県から、すでに多くの方が避難していらっしゃいます。
故郷は土地にあるのではなく、「人」が故郷なのです。避難して「福島の血」を守ることが、故郷を守ることになります。

川内村の古い伝説には、昔、武将が家来を引き連れて住み、部落をつくったというところがあります。どこからか移住してきて、一族の血を守ったからこそ、今の川内村につながっています。川内の血を守るべく、子どもや若い女性を守ると考えていただきたいと思います。

故郷は聖地です。
いつか帰る土地として、心のよりどころでなくてはなりません。
しかし、故郷は、人によってなりたつものなのですから、まずは村民の安全と命を守ることを優先していただきたいと願っています。
カテゴリ:店長の部屋 | 22:48 | comments(0) | trackbacks(0)
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://cafe.danony.jp/trackback/1297760
トラックバック