福島県 阿武隈高原 川内村のカフェ・ダノニーのブログ。東日本大震災で被災、原発事故により避難中。

<< 福島でチェルノブイリ・ハート市民試写会 | −ブログトップ− | 3月12日放送予定だったプリンプロジェクト、ネットで発見 >>
オープンカフェになったダノニー


店内の土砂が取り片付けられたというので、確認に行きました。
なくなってしまった壁のかわりに、保全用としてブルーシートがかかっています。床もキレイにしてもらったようで、このまま営業できそうなくらい。それだけに、静かに哀しみがわいてきます。



客席が土砂でいっぱいになっていたのを、かたづけてもらった様子が比較できるでしょうか。
山側から入った土砂は、壁と屋根、柱をもぎとってしまったので、建物全体にゆがみがでました。柱がないから、天井がぶらぶらしているし、床も傾いたまま。
ここが私たちの夢のあと。



キッチンとの境目の壁も瓦礫になってしまい、むき出しになった配管が痛々しい。



ダノニーの店の隣は、大工の元棟梁さんの作業小屋でした。土砂によって完全に押しつぶされ、流されてしまったので、土砂とともに除去されています。小屋は、大工さんの道具や材料ごと、そっくりなくなってしまいました。



ダノニーのシンボルでもあったイチョウの木。木の根元には、作業小屋と畑の残骸が積み重ねられていました。
向こうに見えるのは、元は電力関連の寮だった建物。現在、原発事故のために働く方達の宿舎に使われているそうです。ダノニーの井戸は、地震後も問題なく使えます。地中深く掘った井戸ですから、水質も問題なし。宿舎の方に使っていただいています。



店内に入り込んだ土砂の中から、お借りしていた「ひとの駅かわうち」斎藤さんの作品が出てきました。泥にまみれているものの、ほとんど破損なく、掘り出されました。これは、土砂で潰された部屋の一番奥の壁にかけてあったので、震災後まもなく土砂にのみこまれたと思われます。4〜5ヶ月、土砂に埋もれていたはずです。こんな姿で出てきました。

元の姿の写真がありますので、比べてみてください。


ひとの駅かわうちの代表、八木澤さんにご連絡したところ、大変喜んでいらっしゃいました。無事で見つかった他の絵画といっしょにお返しします。

がらんとした店内を見ていると、ここで過ごした3年間が思い出されてなりません。
泣いていてもしかたがない。新しい目標に向かって、動きはじめるだけです。
カテゴリ:震災後のダノニー | 15:56 | comments(0) | trackbacks(0)
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://cafe.danony.jp/trackback/1297761
トラックバック