福島県 阿武隈高原 川内村のカフェ・ダノニーのブログ。東日本大震災で被災、原発事故により避難中。

<< B級グルメ候補にしたい ぽりぽりめん | −ブログトップ− | にんげんだもの >>
昔のチャンバラはもっと速かった、と思う
浪人街

子どもの頃、テレビで見ていたチャンバラは、ともかく型がキレイ。そして迫力。スピードが違っていたように思います。

コミック雑誌のモーニングに「デラシネ」が連載されていて、古い演芸だの映画が好きな店長にとって、映画全盛期のチャンバラの殺陣のあれこれが楽しい。
デラシネ

子どもの頃に見ていたテレビ番組がよかったのは、俳優でもスタッフでも、映画で鍛え上げられた職人さんたちがたくさんいて、映像に深みがあるから。遠くからのショットで全身・全風景が映せるのは、どこもかしこも全部、ちゃんとしてないとできません。最近のドラマでアップが多いのは、なにもイケメンの顔を見せつけるだけじゃない。全身さらしての演技って、慣れてないとぼさっと立ってるだけになっちゃうからではないかと思うこの頃。

さて、さて。
店長の記憶に残るチャンバラの凄さは、単なる思い出のせいか、本当なのか。
ネットの時代は、古い映像でも、情報でも、検索すれば出てくるからありがたい。

「素浪人花山大吉」
(1969年1月4日〜1970年12月26日までNETテレビ(現・テレビ朝日)系列で放映された連続テレビ時代劇のタイトル。全104話。)
何度も何度も再放送され、浪人役の近衛十四郎(松方弘樹さんのお父さん)が刀を使うと、ズバリズバリとすごかった記憶があります。
ネットで調べたら、実際、近衛十四郎の殺陣はスピードがあり、当時のトップクラスだったとか。迫力ある殺陣のために長い刀を使用するとありました。

昔の記憶のせいではなかった・・・・


画像は、昭和32年公開(店長はまだ生まれてません)
「浪人街」監督:マキノ雅弘
主演:近衛十四郎

モノクロですが、セットもきちんとしていてすごい。女性の風俗なども、江戸初期の頃の髪型、帯の型になってる。居酒屋のセットなんて、床が石段ですよ。平らになってない!
道の脇にある居酒屋だから、傾斜地に建ててあるという設定。こんなところに無駄に凝ってどうするって、今なら言われそう。

浪人同士が刀で斬り合うシーンでは、刃が打ち合うたびに、バチバチと火花が散る!
なんちゅう演出なんだろうと調べてみました。

省三も雅弘もチャンバラシーンでは真剣に火花を散らしていただろうけど

マキノ雅弘を見に行く

殺陣に迫力を出すために、真剣を使ったり、刀に電流を仕込むなんていう演出をしていたようです。そこまでやるのかと思いますが、CGでなんてもできてしまう現代と違って、あーでもないこーでもないとスタッフ一同が議論し、汗を流した演出なのでしょう。

俳優もスタッフも、うるさい職人ばかり。そんなのがワイワイとつくっていた時代の映画は、どんなにつまらないストーリーのものでも、面白いですね。

子どもの頃に見ていたテレビ番組の多くは、そんな熱さがいっぱいだったように思います。ウルトラQやウルトラマンが面白かったのも、「無理」「できない」を克服しようと奮闘したスタッフの努力が画面から伝わってくるから。
(店長は、ウルトラQの中で、怪獣から逃げまどう群衆シーンが好きです。大八車をひいたり、野良着で逃げる村人など古い昭和の姿があってうれしい。東映の有名な大部屋俳優さんが、先導する警官や農民をやっているのがまたいい)



どんなジャンルでも、「できない」「無理」「そんなのダメ」というのを、熱意で克服していく姿に感動します。
ダノニーでカフェをつくったときだって、
「田舎にカフェなんて絶対無理」って言われたのを、なんとかしてやってたんです。

震災、津波、そして原発事故。
これでもかっていうくらいの災害がやってきてしまった今、
「無理」「できない」と言うのは簡単ですが、それをどうにかするのが、人の熱意ではないでしょうか。
川内村をなんとかしたいという思いだけで、突っ走ってきたダノニーの3年でした。

日本を今一度、洗濯いたし申し候  坂本龍馬の言葉ではありませんが、この日本の国を、福島県を、川内村を、もう一度きれいな土地に戻せる、洗濯する方法を考えてみたいと思います。
カテゴリ:店長の部屋 | 11:35 | comments(0) | trackbacks(0)
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://cafe.danony.jp/trackback/1297767
トラックバック