福島県 阿武隈高原 川内村のカフェ・ダノニーのブログ。東日本大震災で被災、原発事故により避難中。

<< 赤旗から取材されました | −ブログトップ− | 川内村に一時帰宅 >>
真夜中の電話
真夜中に携帯電話が鳴って・・・・






哀しくて、つらい話を伝える電話でした。
震災と原発事故がなければ、こんな話をきくこともなく、いつもの暮らしが続いているはずでした。
現在進行中の案件なので、くわしいことは書けませんが、震災後、家族や夫婦の間でのトラブルが増えています。

避難生活も7ヶ月。いろいろなトラブルが起こってもおかしくありません。
生活や仕事を奪われ、ふるさとを離れて暮らしているうちに、こころが少しずつ壊れて、疲れも溜まる。

川内村に戻ったとき、地元でずっとがんばっているIさんが言っていました。
「このごろ、夢をみてうなされる。いろいろな夢を見るんだ」
事故の直後は、ともかく毎日がせいいっぱい。やることが多くて、気が動転していたから、体の疲れやこころのトラブルに気づかないフリができました。すこし時間が経って落ち着いたこの頃、夢などによって体験がよみがえってきます。体に緊張が走るのです。先が見えない不安からか、ぼーっとしたまま時間がすぎてしまうことが増えました。

なにもやることがない毎日です。
朝食が終わったら、掃除して、洗濯して・・・
なにをやっても、仮の暮らしとしか思えないから、やる気がでません。
パソコンに向かうのも辛くて、まともに仕事ができなくなりました。

本を書いているのに、なんですが、震災の体験談を読むことができません。
体験を聞くのもつらいです。
震災や原発事故のニュースを見るのがいやで、テレビを見る時間が減りました。
テレビの映像で、よく知っているフクシマの風景を見ると、吐き気がしてたまらない。あそこも、ここも、フクシマの風景には、思い出がありすぎて感情がたかぶってしまいます。

失ったものの大きさを、いまさらのように感じています。
カテゴリ:店長の部屋 | 22:40 | comments(0) | trackbacks(0)
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://cafe.danony.jp/trackback/1297771
トラックバック